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長崎のふつうは世間のふしぎ展
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長崎を遊びつくすためのウェブマガジン

「長崎には何もない」と口にしている方にこそ伝えたい!“I am 長崎人”講師 美咲さん(地方創生型インフルエンサー)
2024.09.20

「長崎には何もない」と口にしている方にこそ伝えたい!“I am 長崎人”講師 美咲さん(地方創生型インフルエンサー)

皆さんこんにちは。長崎市観光を盛り上げる取り組み「I am 長崎人」にて、令和6年度の講師を務めさせていただきます、生まれも育ちも長崎市の地方創生型インフルエンサー、美咲です。「I am 長崎人」は長崎市民や長崎市に愛を […]

長崎人

Nagasaki Jin

ひとこと

もっと楽しみたい長崎市

Guest

美咲

長崎市生まれ、長崎市育ちの、地方創生インフルエンサー。2021年より「長崎の魅力再発見」をテーマに、SNSで地元の観光地・グルメなどさまざまな情報を発信している。

皆さんこんにちは。長崎市観光を盛り上げる取り組み「I am 長崎人」にて、令和6年度の講師を務めさせていただきます、生まれも育ちも長崎市の地方創生型インフルエンサー、美咲です。
「I am 長崎人」は長崎市民や長崎市に愛を持つ「長崎人」の皆さんと、長崎市観光の魅力を語り、発信できるようになるための学びの場です。今回は、私がインフルエンサーの活動を始めるようになったきっかけや、この取り組みへの思い、おすすめの長崎市内のモデルコースなどについて語ってみたいと思います。

長崎市はどこを撮っても絵になる!
美咲さん

SNS発信のきっかけは、十数年ぶりに訪れた出島

長崎市出身の私が、地元の魅力再発見をテーマにSNSで発信を始めたのは2021年。カメラマンさんからモデルのご依頼をいただいた際、「地元長崎の風景と一緒に撮影してもらえませんか?」とお願いしたことが、思いがけずこの活動のきっかけになりました。

出島といえば長崎市の代表的な観光地の一つ。いつも近くを通るにもかかわらず、施設の中まで足を踏み入れるのは、子どもの頃に出掛けたきり十数年ぶりでした。
大人になって入った出島は、想像より何倍もすてきだったんです! 復元された建築物や街並み、緑の風景…。素通りしていたのを後悔したくらいです。
特に「かわいい」と興奮したのが、オランダ商館長の部屋(カピタン部屋)です。畳敷きの部屋にカラフルな模様の壁紙、ミントグリーンの窓枠! このカピタン部屋で撮ってもらった写真がお気に入りで、自分のプロフィール写真として今も使っています。

この久々の出島をきっかけに、これまで当たり前の風景になっていた地元の観光スポットをあらためて巡ってみたい、そして誰かにこの感動を伝えたいと思うようになりました。ちょうどコロナ禍だったことで、県外ではなく地元長崎の魅力を再発見したい、という視点を持ちやすかったのかもしれません。
自分が実際に被写体になって、お出掛けを楽しむ姿を発信することで、1人でも多くの人に長崎のよさが伝わればいいな、コロナが収束した後には長崎を訪れたくなる人が1人でも増えたらいいな、そんな気持ちで発信を始めました。

「長崎のふつうは、世間のふしぎ。」

地元で生まれ育った人にはふつうだけれど、外の視点から見るとふしぎなもの、それってその土地の特徴であり魅力だと思います。
私のベストオブ「長崎のふつうは、世間のふしぎ。」は、桃カステラです。
ある年のひな祭りの日、県外の友人と話していて「あ、今日は桃カステラ食べなきゃ~」と言ったら「それ何?」と聞かれてビックリ! 物心ついた頃から、桃の節句には桃をかたどった桃カステラが当たり前だったし、ずっと大好きだったので、長崎の風習だと知ってすごく驚きました。それ以来、県外の友人たちには、桃カステラをおすすめしています。「長崎のふつう」をとても喜んでくれるんです。今回は「万月堂」さんで購入。顔の大きさほどもありますが、ペロリといけちゃう美味しさです。

SNSの投稿は県内だけでなく、全国各地の方が見て反応をくださるんですが、桃カステラのように自分の「ふつう」に気づくきっかけをたくさんもらっています。
例えば地元では見慣れすぎている、坂のある風景に対して「絵はがきのような美しい景色」「地元を離れてわかった、長崎は全部が絵になる都市だったんですね」というコメントをいただいたことがあるんです。暮らしていると、坂はきついし不便だなと思ってしまうのですが、「この景色ってどこでも見られるものじゃなかったんだ」とわかると、急に愛おしく誇らしい気持ちになるから不思議でした。

「I am 長崎人」への思い

先日、県外へ旅行に行きました。旅の途中、その土地の人と話す機会があったので「あの名所やあの名店を巡ってきたんですよ」と話すと、「よかったね。でもよく知らないや。ここは田舎だから何もないでしょう?」と言われたんです。すごくいい街で見どころも多かったのに、どうして? と少し悲しい気持ちになりました。
でもよく考えると、同じ立場だったら私も、つい最近まで同じような返答をしていたかもしれないと思いました。
私自身もこの活動を始めるまで、週末のお出掛けに地元・長崎市内の観光地を選ぶことはほとんどなかったですし、「長崎市って遊ぶ場所が少ない」と嘆いていた一人だったからです。

今年度「I am 長崎人」音声講座の講師を務めさせていただくにあたって、そんなかつての自分のように「地元には何もない」と感じる同じ長崎人にこそ、この長崎市の観光を盛り上げる取り組みを届けられたらいいな、と思っています。
「何もない」と思っていた自分を悔やむくらい、長崎市のよさに出会って、誰かに1つでも伝えられるようになったら、長崎での暮らしは何倍も楽しくなりますよ! 地元への誇りや愛着も生まれるし、そこからさらに長崎市のファンは広がっていくんじゃないかなと思います。
音声講座やSNSを通じて、地元の魅力を見つけるきっかけづくりができるように頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いします!

美咲がおすすめ、2つのモデルコースをご紹介

全国各地から世界から、たくさんの修学旅行生や観光客が訪れる長崎市の観光名所は、やっぱりそれだけの理由と圧倒される魅力があるな、とあらためて感じます。
そこで地元の方や長崎のリピーターという方におすすめの「見慣れた長崎のよさを新鮮に楽しめる」モデルコースを、私なりに2パターン考えてみました。これを参考にお出掛けしてもらえたらうれしいです!

観光客気分で巡りたい定番コース

①出島
②軍艦島クルーズ
③グラバー園
④祈念坂
⑤オランダ坂

出島

出島の対岸にある出島表門橋公園では、9つのミッフィーが隠れる『ミッフィーかくれんぼ』が楽しめます。ぜひ見つけてみてくださいね。簡単かと思いきや、結構難易度が高くて面白い!

出島 ミッフィーかくれんぼ
出島 ミッフィーかくれんぼ
軍艦島クルーズ
グラバー園
祈念坂
オランダ坂

誰かを案内したくなる長崎ツウなコース

①茂木で朝日を見る
②「ふぐの中﨑」でふぐだしうどん
③「きく水」で焼きたて梅ヶ枝餅
④「福砂屋本店」でお土産購入
⑤「万月堂」で桃カステラを購入
⑥県庁の屋上で長崎夜景

焼きたて梅ヶ枝焼餅が人気の「きく水」は、SNS投稿の中でも特に大きな反響がありました。

近くには歴史ある佇まいがすてきなカステラの福砂屋本店も。今年創業なんと400周年なんだそうです! 

船大工町にある福砂屋本店。さすがの老舗の佇まい。
桃カステラを販売している「万月堂」

長崎駅に近い県庁の屋上は、海も山も街並みも、長崎の夜景が間近で楽しめる、超おすすめスポットです!