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大浦天主堂やグラバー園、外国人居留地時代の洋館が残る南山手エリア。そんな長崎の定番観光エリア周辺にあるけれど、あまり知られていないディープな路地裏を、地元ガイドさんの案内で歩きます。
過去に思いを馳せながら現在を踏みしめる、およそ2時間のタイムトリップ。そこには長崎でしか見られない美しい景色が待っていました。
大浦天主堂やグラバー園、外国人居留地時代の洋館が残る南山手エリア。そんな長崎の定番観光エリア周辺にあるけれど、あまり知られていないディープな路地裏を、地元ガイドさんの案内で歩きます。
過去に思いを馳せながら現在を踏みしめる、およそ2時間のタイムトリップ。そこには長崎でしか見られない美しい景色が待っていました。
斜面に連なる家々は、外国みたいな風情
笑顔で迎えてくれたのはガイドの矢島大志さん。退職後、お世話になった地元のためにとこのガイドを始めたそう。すてきだなぁ。
そんな矢島さんに促されて乗った斜行エレベーター「グラバースカイロード」は、グラバー園へ向かう観光客と、坂の多いこの地域に住む市民のために作られたんだって。この坂の街では、観光と暮らしが溶け合ってるんだな。
しばらくしてエレベーターの終点に到着すると、斜面には目の高さまで家々がずらりと連なって、さっきいた場所がはるか下に見える。
「南山手レストハウス」は、和洋折衷の建築様式がかわいらしい雰囲気。グラバー邸の次に古い洋館なんだって。斜面の家々に洋館。長崎に来たんだ、という実感が湧いてこれからのおさんぽに期待が高まった。
長崎の坂を、とことん味わってみる
そこから少し降りると石畳の「祈念坂」。天主堂の屋根が現れて、長崎港の景色が開ける。上りは息が切れる急勾配だけれど、振り返れば空と教会と港と坂道。長崎らしい景色に思わず疲れも吹き飛ぶ。
住宅の間の小さな路地、細い階段。静かに通らせてもらっていると突然目の前に港が現れた。長崎はどこを歩いても、背景に港と空があるのがいいな。
ときどきすれ違う猫ちゃんにあいさつをしながら、あらゆる表情を見せる長崎の街をカメラにおさめる。
「ドンドン坂」に到着。足元の石畳はよく見ると斜めに敷き詰められている。雨水が早く溝に流れるようにと設計されているから「ドンドン」と音を立てて流れるんだとか。
坂道の脇には、かつて外国人が住んでいた洋館。何世代にもわたって地域の人に長く住み継がれているんだって。歴史ある洋館に住めるなんて、ちょっとうらやましい。
世界遺産、大浦天主堂へ
徐々に人通りが増えたと思ったら、大浦天主堂の姿が見えてきた。
潜伏キリシタンたちが信仰を告白した「信徒発見」の舞台として、世界遺産にもなっている。
その奇跡の場面に居合わせたマリア像は、今も天主堂内で信者さんたちを見守っているんだって。明日は天主堂内をゆっくり見学させてもらうことにしよう。
さて次は、ガイドさんに聞いた夜景のおすすめスポットに向かいます。
※特別な許可を得て撮影しています。充分な感染対策をして、撮影時のみマスクを外しています。
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