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【昼さんぽ】長崎の解像度が上がる! 地元ガイドと巡るディープな路地裏
2022.10.24

【昼さんぽ】長崎の解像度が上がる! 地元ガイドと巡るディープな路地裏

大浦天主堂やグラバー園、外国人居留地時代の洋館が残る南山手エリア。そんな長崎の定番観光エリア周辺にあるけれど、あまり知られていないディープな路地裏を、地元ガイドさんの案内で歩きます。
過去に思いを馳せながら現在を踏みしめる、およそ2時間のタイムトリップ。そこには長崎でしか見られない美しい景色が待っていました。

今回の旅人

Traveler

ひとこと

自然体でたのしむ、わたしと長崎。

Guest

宮﨑香蓮

俳優。長崎県出身。映画、ドラマ、舞台等で活躍中。旅先に必ず持っていくものはカメラ。

大浦天主堂やグラバー園、外国人居留地時代の洋館が残る南山手エリア。そんな長崎の定番観光エリア周辺にあるけれど、あまり知られていないディープな路地裏を、地元ガイドさんの案内で歩きます。
過去に思いを馳せながら現在を踏みしめる、およそ2時間のタイムトリップ。そこには長崎でしか見られない美しい景色が待っていました。

映画みたいにすてきな風景の連続!カメラは絶対持って行きたい!
宮﨑 香蓮

斜面に連なる家々は、外国みたいな風情

笑顔で迎えてくれたのはガイドの矢島大志さん。退職後、お世話になった地元のためにとこのガイドを始めたそう。すてきだなぁ。

そんな矢島さんに促されて乗った斜行エレベーター「グラバースカイロード」は、グラバー園へ向かう観光客と、坂の多いこの地域に住む市民のために作られたんだって。この坂の街では、観光と暮らしが溶け合ってるんだな。
しばらくしてエレベーターの終点に到着すると、斜面には目の高さまで家々がずらりと連なって、さっきいた場所がはるか下に見える。
「南山手レストハウス」は、和洋折衷の建築様式がかわいらしい雰囲気。グラバー邸の次に古い洋館なんだって。斜面の家々に洋館。長崎に来たんだ、という実感が湧いてこれからのおさんぽに期待が高まった。

長崎の坂を、とことん味わってみる

そこから少し降りると石畳の「祈念坂」。天主堂の屋根が現れて、長崎港の景色が開ける。上りは息が切れる急勾配だけれど、振り返れば空と教会と港と坂道。長崎らしい景色に思わず疲れも吹き飛ぶ。

住宅の間の小さな路地、細い階段。静かに通らせてもらっていると突然目の前に港が現れた。長崎はどこを歩いても、背景に港と空があるのがいいな。
ときどきすれ違う猫ちゃんにあいさつをしながら、あらゆる表情を見せる長崎の街をカメラにおさめる。

「ドンドン坂」に到着。足元の石畳はよく見ると斜めに敷き詰められている。雨水が早く溝に流れるようにと設計されているから「ドンドン」と音を立てて流れるんだとか。

坂道の脇には、かつて外国人が住んでいた洋館。何世代にもわたって地域の人に長く住み継がれているんだって。歴史ある洋館に住めるなんて、ちょっとうらやましい。

世界遺産、大浦天主堂へ

徐々に人通りが増えたと思ったら、大浦天主堂の姿が見えてきた。
潜伏キリシタンたちが信仰を告白した「信徒発見」の舞台として、世界遺産にもなっている。
その奇跡の場面に居合わせたマリア像は、今も天主堂内で信者さんたちを見守っているんだって。明日は天主堂内をゆっくり見学させてもらうことにしよう。

さて次は、ガイドさんに聞いた夜景のおすすめスポットに向かいます。

※特別な許可を得て撮影しています。充分な感染対策をして、撮影時のみマスクを外しています。