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市街地から50分で別世界へ。神秘の色を全身で感じる「青の洞窟」
2022.09.20

市街地から50分で別世界へ。神秘の色を全身で感じる「青の洞窟」

長崎駅から車で約50分、海に細長く突き出した長崎半島に沿って南へ。半島の突端と橋でつながる小さな島・樺島(かばしま)に着くと、防波堤で釣りを楽しむ人、日向ぼっこをする猫…のどかな時間がわたしたちを出迎えてくれます。そんな樺島で船に乗って美しい海岸線を巡り、青く光る不思議な洞窟を目指しました。

今回の旅人

Traveler

ひとこと

自然体でたのしむ、わたしと長崎。

Guest

宮﨑香蓮

俳優。長崎県出身。映画、ドラマ、舞台等で活躍中。旅先に必ず持っていくものはカメラ。

長崎駅から車で約50分、海に細長く突き出した長崎半島に沿って南へ。半島の突端と橋でつながる小さな島・樺島(かばしま)に着くと、防波堤で釣りを楽しむ人、日向ぼっこをする猫…のどかな時間がわたしたちを出迎えてくれます。
そんな樺島で船に乗って美しい海岸線を巡り、青く光る不思議な洞窟を目指しました

長崎でこんな絶景に会えるなんて、知らなかった!
宮﨑 香蓮

コバルトブルーの魚が泳ぐ漁港

車でぐんぐん南へ向かうと、青い海と空が目の前に開けてくる。車窓からは水平線に浮かぶ軍艦島が見えた。
赤い橋を渡るとすぐに、クルーズ船の出発地である小さな漁港に到着。

きれい! 海底の岩までくっきりと見える透明度の高い海。そこには宝石のようなコバルトブルーの小魚たちが、気持ちよさそうに泳いでいる。
思わずカメラを取り出して、夢中でその美しさを切り取った。

船長にあいさつをしたら、海に浮かぶ船にひょいと乗り込む。船はゆっくりと風を切って動き出した。

いよいよ青の洞窟へ 気分は冒険家

促されて舳先(へさき)に立つと、鳥になったような気持ちよさ。遠くに熊本、天草、故郷の島原半島が見える。豪快にしぶきを上げて進むと、途方もなく長い年月を経て出来たであろう、大きな洞窟(白戸の穴洞窟)が口を開いていた。

慎重な運転でついに洞窟の奥へ。「わぁ~!」ほの暗い穴の中で、海がきらきらと青い光を放っている。
幻想的な美しさを前に語彙力が追いつかない。ただただ、見とれた。

ここには昔、海賊が住んでいたかもしれないんだって。その先には、座礁船や巨大な桃型の岩。急に冒険ムードが高まった。

船から見上げた灯台へ

約1時間、冒険感のあるわくわくのクルーズ。青の洞窟はもちろんだけど、海と空、岩と波、赤い橋、思わずカメラを向けてしまうフォトジェニックな風景ばかりだった。

人懐っこい笑顔の松崎船長とコバルトブルーの魚たちに手を振って、船から見上げた真っ白な「樺島灯台」まで足を伸ばすことにした。

近くに行くと灯台は見上げるほど大きい。展望台に出ると、視界いっぱいに海が広がった!
船から見る水平線とは、また一味違った開放感。
ああ、長崎にはまだまだ知らない魅力がいっぱいだ。

▼たくさん遊んだ後は、カフェでごゆるりと。

※特別な許可を得て撮影しています。充分な感染対策をして、撮影時のみマスクを外しています。