Now loading...

メニュー
長崎のふつうは世間のふしぎ展
CHECK!

長崎を遊びつくすためのウェブマガジン

長崎のカレー・酒・音楽。そして、人。
2023.11.20

長崎のカレー・酒・音楽。そして、人。

稲佐山観光ホテルの小林と申します。
長崎の観光業会に身を置いていますが、今回は、個人的に推したい長崎の楽しみ方、過ごし方をご紹介したいと思います。

テーマは「カレー・酒・音楽」。どれも大好きなものです。そしてその大好きなものの周りには、素敵な「人」がいます。
紹介するスポットは、どこも人と接することができる場所。
僕がフラッと立ち寄っても、いつも会話や気持ちのいいやりとりがある店です。だから、きっとどの店の方も、旅行のお客様も暖かく迎えてくれると思います。

今回の案内人

Local Guide

ひとこと

カレー・酒・音楽。そして、人。

Editor

小林 央幸

稲佐山観光ホテル 専務取締役。
カレーが好きすぎて「長崎スープカレー」を商品開発。
長崎市の観光事業にも関わる。

稲佐山観光ホテルの小林と申します。
長崎の観光業界に身を置いていますが、今回は、個人的に推したい長崎の楽しみ方、過ごし方をご紹介したいと思います。

テーマは「カレー・酒・音楽」。どれも僕の大好きなものです。そしてその大好きなものの周りには、素敵な「人」がいます。
今回紹介するスポットは、どこも人と接することができる場所。
僕がフラッと立ち寄っても、いつも会話や気持ちのいいやりとりがある店です。だから、きっとどの店の方も、旅行のお客様も暖かく迎えてくれると思います。

僕の大好きな店、大好きな人たちです!
小林 央幸

カレーもプレイリストもセンスのいい店。

僕はカレーが大好きで、長崎にカレー屋さんができたと聞いたら食べに行ってしまいます。
「simaスパイスカレー」さんは長崎市の観光エリアから5分ほど歩いた場所にあります。長崎市の繁華街「思案橋エリア」に背を向けて歩くと現れる「スクランブル交差点」。その交差点を渡り、発心寺に向けて進みます。路地の奥に静かに佇むスパイスカレーの店で、シェフ兼オーナーの島本くんはカレーのセンスのみならず、音楽のセンスもかっこいいんです。

「発心寺」の手前の通り

オーナーの島本くんとは、地元の経済団体の青年部でご一緒している繋がりがあるのですが、カレー好きという大きな共通点で打ち解けています。
美味しいのはもちろんなのですが、盛り付けも綺麗。自分じゃ作らないだろうなぁと思うカレーを作っていらっしゃることもツボです。大きくあたたかなカレー愛を感じ、カレーに携わるものとして尊敬もできる。スパイスのこと、ラム肉の処理の苦労、そして音楽、お酒…。話していて楽しいです。

この日は期間限定の「羊肉のラジャスタンカレー」と「ネパール山椒の豚キーマカレー」の二種盛り。


個人的には、カレー屋さんのBGMも重要だと思っているのですが、simaさんはいつ来てもいい選曲です。

カレーを食べながら、長崎に合う曲談義。

長崎っぽいミュージシャンといえば、細野晴臣さん。港の感じとか、街並みとか・・・細野さんのオリエンタル感が長崎の雰囲気に合うんじゃないかと思います。中でも「泰安洋行」という曲が浮かんできます。このタイトルは、長崎市の新地中華街のお土産屋さんの名前からとっているのだそう。細野さんがその名前を気に入って、お店の方に許可をとって使ったというエピソードに、長崎に暮らすものとして嬉しくなります。
小林 央幸
いい話ですね。細野さんの曲は旅全般に合いそうでもありますね。一人旅とか。
島本くん

simaさんがある場所は王道の観光ルートから外れているので探して訪問することになりますが、自分の足で歩いて、まちを体で感じて、まちの人と交流が生まれたりする旅の方が面白いし、思い出に残ると思います。何よりそのまちを好きになれるのではないでしょうか。

味も空間も島本くんもいい雰囲気。simaさんでカレーを食べたらきっと長崎を好きになってもらえると思います。夜遅くまでやっていてお酒も揃っているし、ミニサイズのカレーも注文できるので、がっつり夕飯以外のスタイルでも楽しめます。スパイスやチャイのお土産もあるので、思い出の味としてお土産も持ち帰ってください!

※夜 18:00〜23:00(L.O22:00)※カレー無くなり次第終了

   

ちゃんぽんスープが隠し味のカレー。

実は、僕もカレーを作っています。カレーが好きが高じてイベントでカレーを振る舞ったり、カレー教室を開いたりと、カレー道を楽しく歩んで来ました。カレーの奥深さと楽しさに触れる中で、新しいご当地グルメ、長崎土産となりうるスパイスカレーを作りたい!との思いが芽生え、開発したのが「長崎スープカレー」です。

長崎ばってん鶏を使用したもの、長崎芳寿豚を使用したものの2種類展開中。

長崎のお土産といえば、カステラが浮かばれる方がほとんどだと思いますが、長崎はスパイス伝来の地。長崎県民のソウルであるちゃんぽんスープを隠し味に、スパイスもたっぷり加えた、長崎ならでは「和・華・蘭」なスープカレーです。お土産にお勧めしたいです!
稲佐山観光ホテル売店、石丸文行堂さん(浜町)や、長崎街道かもめ市場のすみやさん(長崎駅直結)、タナカヤ一階長崎百貨店、長崎空港などで購入できます。

みんなでよく行くおすすめのバー。

長崎は夜も楽しめるまち。夜景も綺麗だし、思案橋などの夜の飲食店街もあります。僕がよく行くバーをご紹介します。

Sakae bar

しっかりした格式があり、間違いなく美味しいお酒が飲めるバー。そう聞くと緊張してしまいますが、リラックスできる居心地なので、安心して友人に紹介できるバーです。マスターの荒木さんの優しい人柄が、そのままお店の雰囲気になっています。僕は仲間と賑やかに過ごすことが多いのですが、バーに行き慣れていない方でも一人で行けるお店だと思います。

荒木さんには仕事でもお世話になっていて、長崎らしいオリジナルのカクテル作りのプロジェクトに協力していただいています。
お店に行かれたら、ぜひ荒木さんに「長崎の夜に合う1杯」をお任せしてみてください。

日本酒と音楽の店エイジ

一人でふらっと行きやすいバー。地元でお店を営まれている方が、お店を終えて立ち寄るような雰囲気があります。
店名「日本酒と音楽の店エイジ」にある通り、日本酒が豊富。長崎県産酒も揃っているし、全国の珍しいお酒も並びます。

そして、音楽。店内にはたくさんのレコードが。エイジさんの人柄と音楽センスを慕って、よなよないろんな人が集まって来ます。僕自身も、面白い出会いがありました。ある夜は、福岡のカレー屋さん。ある夜は、シティポップが大好きなバックパッカーのフランス人男性。フランス人男性はものすごく詳しくて、曲を聴いては「ギターは誰々で〜」とプレーヤーまで解説してくれました。わざわざ海外からもこのバーを目指してやってくる人がいる、旅の目的地になる店です。

僕にとっては地元にあってよかったと思える店。立ち寄れば、毎回誰かに会えて、面白い話が聞ける場所。ツーリストの皆さんにとっては、長崎の面白い人たちと、美味しいお酒、いい感じの音楽に出会えるバー。何よりエイジさんが面白くて魅力的です。
ぜひ、遊びに行ってください。

バーや日本酒のお店をご紹介しましたが、ワインも好きです。実は日本ソムリエ協会認定のソムリエの資格を持っています。
長崎市内でワインを楽しむなら、以下のお店がおすすめです。

夜景も楽しんで!

夜楽しめるのはお店だけではありません。すり鉢状の斜面地ならではの美し夜景は、世界新三大夜景にも選ばれています。
勤務している稲佐山観光ホテルは「夜を旅するホテルへようこそ」を掲げる夜景の名所でもあります。長年観ていても「いいな」と思える美しさです。他にも、長崎には夜景鑑賞スポットがいくつかありますので、滞在中にぜひ楽しんでいただければと思います。

昼間も絶景。長崎の街・港が見渡せる。
見上げるとすぐそこに稲佐山展望台が。

「カレー・酒・音楽」そして「人」をテーマに、推しのスポットのご紹介でした。こうして振り返ると、長崎は夜も充実したまちですね。滞在される時間をフルに活かして楽しまれてください。

長崎の旅が、思い出に残るものになりますように。